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一人当たり売上の限界

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今日は昨日同様、経営的なお話をしましょう。 タイトルにしたように売上には限界があります。 一人で独立開業して、アルバイトも雇わないで経営したとして、 開業当初は売上が右肩上がりだったとします。 しかし、2年くらいすると売上の上昇が急にストップします。 なぜなら、一人でこなせる仕事の量は決まっているからです。 「じゃぁ、アルバイトを雇って人を増やそう!!」 と考える前にやることがあります。 「その仕事、本当にアルバイトにやってもらった方が得ですか?」 アルバイトを雇うということは、仕事が多くても少なくても 勤務していた時間に応じて時給が発生します。 週3で5時間勤務などと決めた場合 仕事があろうとなかろうと給与が発生します。 こういった費用は「固定費」といって、売上に関係なく発生するものです。 固定費の例としては、家賃や諸会費などがあります。 私としては固定費が生じる取引は慎重に行わなければならないと思います。 ましてや、アルバイトなどの労働契約については、 一度契約してしまったら、一方的に解除することはできません。 「思ったより売上が上がらなかったから、君は明日から来なくていいよ」 そんなことはできません。 では、一人では売上に限界があり、アルバイトを雇わないで売上を上げる方法とは それが外注です。 反復継続的にやっている仕事を他の会社にやってもらうことをお勧めします。 飲食店であれば仕入れを卸売業者に一括でお願いしてしまうとか、 今まで自分で仕込んでいた食材は、すでに仕込みのできている食材を購入してくるとか 経理が面倒だから会計事務所にお願いするとか (ちゃっかり宣伝してしまいました) こういった外注であれば 「思ったより売上が上がらなかったから、明日からはもとのやり方に戻そう」 といったことができます。 「従業員の多い」というのはある意味、社長のステ-タスみたいなとこがあります 「やっとうちも従業員数100名を超えたよ」 なんて自慢げに話す社長がイメ-ジできませんか? でも、人が多いことは会社の経営には直接関係ありませんよね 本当に重要なのは、従業員数に応じてしっかり売上、利益が出ているか 適正な人数を雇うことによって販売価格を下げることができているか そういったことではないでしょうか

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