その他

住民税の特別徴収

投稿日:

「住民税は年4回自分で納めているのに 年金からも住民税が取られてるんだけど、どういうこと?」 届いた納付書を自分でコンビニや銀行で納めることを普通徴収 給与や年金から天引きされることを特別徴収というのですが、 社長は普通徴収も特別徴収もされているとのこと。 確かに一見、住民税を払いすぎているような気になりますが これでも住民税は正しく計算されているのです。 年金からの住民税特別徴収は平成21年10月からスタ-トしました。 特別徴収の対象となる方は65歳以上の年金受給者のうち一定の方です。 さらに特別徴収される住民税は年金の所得にかかる住民税のみです。 つまり、年金の所得に対する住民税は特別徴収され、 それ以外の所得に対する住民税は普通徴収になっていたというわけです。 これによって年間の住民税が多くなることはございません。 「どちらも普通徴収にすることはできないの?」 それができないのです。 確定申告の無料相談会でも同じようなご相談をいただきましたが、 特別徴収という制度はあまり好まれていないようです。 社会保険料や介護保険料、源泉所得税、住民税など 天引きするものが多くあります。 天引きされれば手取りが少なくなってしまうので、なんだか悔しい感じがします。 ただし、少しポジティブに考えてみれば ①天引き、特別徴収により国、保険料を預かる側の事務の手間も少なくなり、滞納や不納付が少なくなる。 ②事務の手間が減れば国、保険料を預かる側の運営費が少なくてすむ。 ③運営費が少なくなった分、税金・保険料が安くなる。 このようになっていれば特別徴収も素晴らしい制度だと思えるのではないでしょうか。

-その他

執筆者:

関連記事

no image

法人の解散

しかし、法人設立したいというニ-ズは減ってきている気がします。 法人設立した場合に、消費税が一定期間免除になるとか 役員報酬にすることによって給与所得控除が受けれますとか 法人化するメリットを説明する …

no image

法人成り

確定申告の作業でドタバタしておりますが、お客様からこんな要望がありました。 「法人にしたらどのくらい税金が変わってくるの?」 今日は法人成りした場合の税金についてお話ししましょう。 法人にするメリット …

no image

遺言について

今日は「遺言」についてお話しましょう。 税理士業務で経験した相続のうち 遺言があるケ-スは大体1/4件くらいでしょうか。 もちろん、税理士として受注している案件ですので、 基礎控除額より相続財産が多い …

no image

借地権と建物の所有者が異なる場合

今日は借地権と建物の所有者が異なる場合についてご紹介します。 まず、借地権というのは 「建物の所有を目的とする地上権又は土地の賃借権をいう。 」 (借地借家法第二条1項) とされています。 たとえば、 …

no image

骨牌税

ところで、そのマ-ジャン店の店長からこんなことを聞かれました。 「マ-ジャンって税金かかるんでしょ?」 んっ?マ-ジャンに税金? 普通に事業としてやるのであれば所得税がかかりますけど、 マ-ジャンにつ …

スポンサーリンク




プロフィール

~プロフィール~

サイト管理人のゼンと申します。

現役税理士が税務情報や株式投資についてお話します。

役立つ記事があれば参考にしてください。

詳細プロフィールはこちら
 

~更新記事一覧~

2018年11月  ▲ 20,391円

2018年12月  +183,832円

2018年 年間収支+163,441円

 

2019年 1月  + 21,128円

2019年 2月  ▲255,290円

2019年 3月  + 58,471円

2019年 4月  ▲110,793円

2019年 5月  ▲ 69,713円

2019年 6月  +115,127円

2019年 7月  +192,802円

2019年 8月  ▲ 172,115円

2019年 9月  +415,766円

2019年 年間収支+195,383円

 

生涯収支     +358,824円