予想が的中し、ダウの小幅上昇?(ほぼ横ばいですが)からの日経平均も前日比128.84円の小幅高となりました。
TOPIX、マザーズ、ジャスダックもほぼ小幅上昇となっております。
しかし、今日の相場の動きがなんか変だったので少し分析してみたいと思います。
1.今日の日経平均の動きを分析
昨日のNYダウといい、本日の日経平均といい、変な動きでした。
まず、NYダウの動きを確認してみましょう。

NYダウの5分足チャートなのですが、前日より少し下げて寄り付きます。
1時間半くらいで前日終値を超えてプラ転しますが、現地時間10時半頃に急落します。
現地時間11時ごろに下落から上昇に代わり、再度プラ転。
じわじわ下がってきて前日終値あたりで反発し、急騰。
現地時間15時くらいから急落。
最終的に前日終値のちょっと上で引けです。
続いて、本日の日経平均を見てみましょう。

前日よりちょっと上でスタートし、10時から急騰。
12時半の後場開始とともに急落。
そして、急落から反発し、半値戻して引け。
まるで「N」の形のように上がって下がって上がってという謎の相場です。
ちなみにゼンの持ち株は大きな上げも下げもなく、日経平均だけが変な動きをしていました。
原因となる個別銘柄を探してみました。
- 前場の急騰:ソフトバンクグループ(9984)
- 後場の急落:東エレク(8035)
- どちらにも関係:ファーストリテ(9983)、セブン&アイHD(3382)
正直、個別銘柄を見てもバラバラな動きをしているため、共通点や関係性は見つかりませんでした。
しかし、ゼンにはまるで上値を試しているような動きに見えました。
おそらく、何日か21,500円を超えられない日が続きそうな予感がします。
テクニカル分析の考え方ですが、前年10月中旬から12月中旬まで21,500円~22,500円の間を上下するレンジ相場(ボックス相場)でした。
そのため、年末の暴落から上がってきたものの、以前の底値21,500円を抵抗線として落ちてしまうというダウントレンドの考え方があります。
ゼンはあまりテクニカル分析が当たるとは思っていませんが、やはり他の投資家がそれを信じていれば相場はそのように動きます。
つまり、21,500円になるとテクニカル分析を信じている投資家は「21,500円は強い抵抗線があるから落ちそうだなぁ」と考えてしまうため買いが入らなくなります。
さらに本日のような動きが強ければ強いほど、買いが減るばかりか売りが増えることになり、下落が始まるのです。
だからといって、そういったテクニカル分析を信じている個人投資家をはめ込むために機関投資家がそのような動きを作っている可能性もあります。
したがって、今後の動きとして考えられるのは2通りです。
①21,500円の上値を超えようと何度か試すもののじわじわと下落し2、3日後に完全な下落相場入り。
②21,500円の上値を超えようと何度か試したうえで、ある日突然21,500円を超えて寄り付き上昇開始。
ゼンはどちらかだと予想しております。
ポイントとしては、下落が始まるとしてもおそらく急落するまでには2、3日の猶予があるということです。
そのため、今の時点では株は持っていて構いませんが、少しでも下がり始めたら早めに手放すことを心掛けてはいかがでしょうか。
2.立会外分売に初挑戦
立会外分売(たちあいがいぶんうり)に初挑戦したいと思います。
立会外分売とは、自社株や大株主の所有する株式を証券取引所の時間外に売り出される取引をいいます。
簡単にすると前日の終値の何割引きかした金額で株式を時間外取引で取得することだと思っていただければと思います。
後日、この立会外分売については記事にしたいと思っていますので、詳細な説明はそちらでしたいと思います。
さて本日、立会外分売をしているピックルスコーポレーション(2925)とシステムインテグレータ(3826)ですが、ゼンの分析としてはなかなか優秀な銘柄です。
ピックルスコーポレーションは「御飯がススムキムチ」というヒット商品を生み出した漬物業界を代表する会社です。
株価は長期的に右肩上がりだったのですが、前年2018年11月ごろから失速している印象です。
株価指標は割安水準ですし、今期増益は難しそうですが6期連続増収を達成しています。
株主構成に問題はなく、自己資本比率や有利子負債も標準的です。
一方、システムインテグレータについては、その名の通りシステム会社です。
増収増益ではありませんが、株価指標は割安水準です。
そして、有利子負債が0円、つまり無借金経営をしています。
さらにAIというテーマ株でもあるのです。
しかし、このシステムインテグレータの懸念点としては昨年2018年7月頃に訴訟問題および和解金の支払いという特別損失を計上しています。
そして、2018年11月12日に株式分割を発表し、2019年2月14日に立会外分売を発表という動きがありました。
そこで一つのストーリが浮かんでしまうのです。
「この立会外分売のお金で和解金払うつもりなんじゃない?」
だからといって何か問題があるわけでもなく、こちらの会社のキャッシュフロー的にも和解金は問題なく払える金額です。
なのでおそらくゼンの考えすぎかと思いますので、購入して様子を見たいと思います。
さらに、このシステムインテグレータを今回の立会外分売で取得すると、株主優待である「お米」がもらえます。
さて、立会外分売でもし取得できた場合の方針ですが、翌日上がっても下がっても売らずに数週間は所有を続ける予定です。
3.本日の資産変動
2月19日:4,600,639円
2月20日:4,604,289円(前日比+3,650円)
13銘柄中9銘柄が前日比上昇。4銘柄が前日比下落。
収支としてはちょっとプラスですが、すっきりしない成績でした。
4.明日の相場予想
すでに明日の相場予想は少しお話ししましたが、おそらく日経平均が21,500円を超える超えないあたりで数日は横ばい相場が続くと思います。
ただし、日経平均とは関係のない、ジャスダックやマザーズは少し強気な相場となると思います。
ただ、日経平均は横ばいなのに小型株だけ爆上げ!なんてことはありませんので、横ばいに近い上昇相場になると考えてください。
一方、NYダウについても26,000ドルが節目となりそうですので、もう少しは上昇するもののしばらく横ばいとなるのではないかと考えています。