株式投資 テクニック

割安株を探す基準「PER」を徹底解説

投稿日:2019年2月9日 更新日:

1.PERの概要

 PER(ピーイーアール)とはPrice Earnings Ratio(株価収益率)の略で、株価が1株当たり純利益の何倍かを見る基準です。
 現在の株価が企業の利益に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。

PER = 株価 / 1株当たり純利益

 また、考え方としては下記の計算式のほうがイメージしやすいと思います。

PER = 時価総額 (株価×株式数)   / 当期純利益

 本来のPERの計算式では株価も純利益も一株当たりを使って計算しますが、割合の計算式ですので上記の計算式でも同様の解が求められます。

 時価総額は投資家から預かったお金ですので、PERが1倍の会社であれば1年で投資家から預かった金額を稼ぎ出す力がある会社であると判断することができます。
 一方でPERが100倍の会社は100年経たないと投資家から預かったお金を稼ぐことができないということとなります。
 つまり、PERが低い会社は利益に対して株価が割安となっていると判断することができ、PERが高い会社は利益に対して株価が割高になっていると判断することができます。

A社 B社
株価100円200円
一株当たり純利益20円100円
PER5倍2倍

 ⇒ B社のほうが株価は高いけど、PERは低いから割安!!

2.PERの使い方

 日本の上場企業の場合、PERの平均値は15倍程度とされています。
 そのため、PERが15倍を大幅に超えている会社の株価は現状割高とされ、15倍を下回る会社の株価は割安となっていると判断することができます。

 ただし、業種によってPERが低い業種や高い業種があるため、その会社の業種の平均PERとも比較し判断したほうが精度は高くなります。

業種ごとの平均PERの例
  石油・石炭製品5.5倍
  銀行業    8.9倍 
  建設業    9.9倍 
  情報・通信業23.3倍 
  工業    33.3倍

(㈱東京証券取引所統計資料より 2019年1月時点)
https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/misc/04.html 

3.PERだけでは判断しない

 PERが15倍を大きく下回っている会社であっても株価が必ず上がってくるわけではありません。業績が悪化している会社は利益が減少していくためPERが低くなっている可能性もあり、そういった会社はPERが低くても株価はさらに下落していきます。

 一方、PERが15倍を大きく上回っている会社であっても、業績が良く成長性の高い会社であればさらに株価が上昇していく可能性もあります。

 ただし、PERが100倍を超えるような場合には、それを超えるほどの業績を出すことは困難と考えられるため、そういった会社の株に手を出すのは危険と考えられます。

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