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税理士という仕事

投稿日:2019年1月14日 更新日:

 「税理士って辛いなぁ」
 なぜ、何が辛いのかというと、 お客様に多額の税金のお支払いをお願いした上で、 さらに自らの税理士報酬もご請求させていただかなければならないのです。

 もちろん、「多額の税金」というのは、 法律を無視して過大に計算した税金というわけではなく、 法律に基づいて、できる限り少なく計算した税金ではあるのですが、 それでも普通の方からすれば「高いなぁ」と感じる金額のものを言っています。

 お客様から考えれば、税金をこんなに払った上で、 さらに税理士にも払わなければいけない。なんかダブルパンチを食らったかのような感覚を持たれてしまうのではないかと・・・。

 もちろん、原則的に儲けのないところに税金はかかりません。(均等割など、利益がなくてもかかる税金もあります)
 しかし、感覚的に税金が重く感じることがあるのです。 確定申告してみたら、儲かっている感覚はないのに、 税金はなんか「高いなぁ」と感じたことはないでしょうか? 税理士として、こういった納付税額をお客様に報告することはとても辛いのです。

 もちろん税金納めるのはお客様ですので、 その金額が多くても少なくても関係ないという税理士の方もいるかもしれませんが、私にはとても辛く感じてしまいます。
 一方、還付税金が去年より多くなったような報告の時はとても嬉しいです。お客様も「そんなに還付されるの!?」なんて喜んでいる姿を見ると、私も嬉しく思うのです。

 基本的に納付額が多い場合には、 お客様にしっかりと納得していただくため、 税金の計算過程をいつも以上にしっかりと説明させていただいています。ご説明を聞いていただいて 「それならこれだけの税金になるよね」 と納得していただければ、お客様の辛さも自分の辛さも少しは軽くなるのではと思うのです。

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