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個人空売り比率が高いとどうなるのか?

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今週もお疲れ様でした。

本日もすごい勢いの下げ相場でしたね。

皆さんご無事でしょうか?ゼンは重症です。

さて、週明け上がるのか下がるのか不安なゼンは一つのツィートに目が留まりました。

正直、パッと見て何を意味しているのか分かりませんでしたし、いろいろ調べてみましたが「もしかして週明け上がるのかなぁ」くらいにしかわかっていません。

しかし、ツイートされた応援®さんはとてもツイッター界では有名な方ですので、絶対に相場のヒントになるお言葉です。

少しゼンが調べた情報をお話ししたいと思います。

1.個人の空売り比率が高いとどうなる?

①空売り比率とは

下の表が東京証券取引所で公開されている本日の空売り比率です。

本日売られた株のうち、現物の株が売られたのか、空売りによる売りなのかがわかります。

実注文というのが現物の株が売られた割合です。

つまり、約半分(49.7%)は現物が売られたことになります。

一方、もう半分は空売りなのですが、「価格規制あり」というのが機関(ヘッジファンド)の空売りとなり、「価格規制なし」というのが個人の空売りです。

「最近空売り比率が年々高くなっている」という話もありますが、今回注目したいのは個人空売りの多さです。

本日の個人の空売りは497,529百万円(14.6%)となっていますが、実はこの金額は今年に入って最高額なんです。

②空売り比率の推移

東証のデータを引っ張ってきて地道に下のようなエクセルを作ってみました。

2月1日から3月8日までを地道に入力したところ、個人空売りが一番少なかった日は3月1日の135,426百万円です。

一番多い本日の497,529円は約3倍強になっているわけです。

さて、上記の数値をグラフにしてみました。

青が現物、赤が機関、緑色の線が個人の空売りです。

3月6日もそうですが、3月8日が突出して個人の空売りが多いことがわかります。

同じ時系列でTOPIXもグラフ化しました。

TOPIXが下がるときに売りが増加するというのは当たり前ですよね。売る人がいなければ株価は上昇するのですから。

では、その売主が現物ではなく個人の空売りであればどうでしょうか?

それが疑問なのです。

③ゼンの出した答え

これはゼンの推測ですが、

3月6、7日の下落や、内閣府の発表した景気基調判断の下方修正をうけて個人投資家たちが「空売りすれば儲かるんじゃね?」と思い空売りした。

では、これを知った機関投資家はどうするでしょう?

機関は当初は空売りを増やして株価指数を下げ、個人投資家が現物株を投げ出したところを拾う予定だったはずです。

しかし、個人投資家がイナゴのように空売りを仕掛けてきたのであれば、むしろ反転して上昇相場を作り出した方が機関投資家は儲かるのではないでしょうか?

正直、現物株を持っている個人投資家は含み損になったところで塩漬けにすることが多いと思います

一方、週明け機関投資家が一気に買いを仕掛けた場合、空売りをしていた個人投資家たちが一気に含み損を抱えます。

空売りで抱えた含み損はなかなか長期で持ち越す人はいません。

空売りは6ヶ月間という期限があります。

さらに「買いは家まで売りは命まで」という言葉があり、空売りの損失には際限がありません。

買った株で損する金額は、株価が0円になっても投資した金額が限度です。

一方、空売りで損した場合には株価が永遠と上がってしまえば(そんなことはないとは思いますが)限度がありません。

そんなわけで、個人投資家の空売りが多くなれば逆に相場は上がる可能性が高いのではないかと思うのです。

おそらく、ツイートされた応援®さんもそのような意図なのだと思います。(間違えていたら申し訳ございません。)

そんなわけで、下げ相場に悲観せずに週末はしっかり休み、週明けを楽しみにしたいと思います。

2.ズーム(6694)を追加取得

多くの個人投資家が「これから下げ相場が来るぞー」と声を大にして叫んでいる中、ゼンはなぜか追加取得しました。

このズームという会社は音楽用電子機器の会社です。

具体的にはレコーダーや、トラックという音のボリュームや音色を管理する機械、エフェクターというエレキギターの音を変えるための機械などを作っています。

ゼンの持株のカナレ電気(5819)と同様に、バンドマンなら持っておきたい銘柄です。

ちなみにズームは割安、増収増益、配当利回りも高めです。

ただし、出来高が少ないのがデメリットです。

まぁ、こちらも手放す気がないので長期的に上がっていって欲しいと思っています。

共同PR(2436)や博展(2173)なんかも合わせて「イベント関連銘柄」とでも名付けましょうかね。

3.本日の資産変動

3月7日:4,597,285円 (うち株式評価額3,470,500円)

3月8日:4,521,217円 (うち株式評価額3,561,150円)

前日比▲76,068円

暴落直撃です・・・持株すべてが前日比マイナスという惨事。

ショックが大きすぎるので週のまとめも簡単にお話しします。

週で上がった銘柄、JESHD、すかいらーく・・・以上2銘柄のみ!

4.来週の相場予想

すべての個人投資家が・・・すべての株アナリストが・・・「来週の月曜日も下がる」と言うでしょう。

だからこそゼンは言う。

「来週の月曜日は上がる!」

今日発表される雇用統計をうけNYダウ爆上げ、為替もハイパー円安、そして週明けは超絶GUしたところから空売りしていた個人投資家たちが踏み上げられて買い戻してさらに上げ・・・。

そんな来週が来ることを予想というよりも希望します。

お願いしますm(__)m

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