当ブログとしては珍しい内容のお話ですが、今回はテーマは「くせ毛、天パ」です。
私、ゼンは現役の 天パ です。
そのため、世の中に同じ悩みを持つ方のために今回はこの記事を書かせていただきました。
1.なぜ「くせ毛、天パ」なのか
現役税理士であるゼンがなぜ税務情報ではなく「くせ毛、天パ」なのか。それは私は人生で何度もこの「くせ毛、天パ」に悩まされてきたからです。
それを象徴するエピソードとして中学生のころ天パでいじめを受けていたことにあります。
ゼンの中学生時代のあだ名は「ワカメ」です。天パの方であれば同感していただけると思うのですが、くせ毛・天パの方はたいていそのコンプレックスを刺激するようなあだ名をつけられがちです。
「ワカメ」「パンチ」「アフロ」「陰毛」・・・。
そんなあだ名で呼ばれれば呼ばれるほどコンプレックスは深くなっていきます。
そんな人生だったからこそ、今回の記事を多くの方に読んでいただきたいと思っています。
文字数は結構多くなってしまうと思いますが、最後まで読んでいただければあなたの心の傷が少しは癒えることを確約します。
もちろん、インターネット上には「このシャンプーを使えばすぐ真っ直ぐに!!」とか「縮毛矯正すればいい!!」とかアフェリエイト商品に誘導するものが多くありますが、私の記事はそれとは違います。
ゼンとしてはくせ毛・天パはそんなものでは治らないと思っています。そんな気休め商品を約30種以上も購入し、身をもって体験しています。
では、どうしたらくせ毛・天パはよくなるのでしょうか。
2.ゼンの天パ情報
くせ毛・天パにはレベルがあります。
ゼンは天パを治すために様々な情報を検索しましたが、少しうねるくらいのくせ毛から、チリチリになってしまうような天パの方がいらっしゃいます。
そのレベルにあった対処方法をしなければ意味が薄れると思いますので、ゼンがどのくらいの天パでどのくらいの天パの方に向けた記事なのかを明らかにしたいと思います。
ゼンの天パ度合いとしては、自然乾燥したら根本から毛先まででワンカールするくらい、ドライヤーで伸ばしながら乾かせば多少うねる程度の天パです。
イメージとしては自然乾燥すると下の渡部豪太さんのような感じ。

ドライヤーで伸ばしながら乾かして下の大泉洋さんくらいです。

これでゼンの天パレベルが把握できたかと思います。
ゼンよりきつい天パの方からすれば
「そんなの天パと言わねーよ」ってくらいかもしれませんが、これでも結構コンプレックスなんです。
一方、ゼンよりゆるい天パの方からすれば
「こんな天パな人が書いてるんなら私の天パなんてすぐ良くなるかも」と思っていただけたのではないかと思います。
3.失敗した方法:シャンプー、トリートメント
インターネットでくせ毛・天パの治し方を検索すると、様々な商品をお勧めされます。「くせ毛の原因は乾燥!このシャンプーを使えば解決!」なんてのが大量に。
ゼンも悩み始めて最初にひっかかったのがこれです。でも、シャンプーではくせ毛・天パは治りません。
そもそも、くせ毛・天パは遺伝的な要素が強く、多くの方は乾燥や髪の毛の痛みなどが原因ではないのです。
もし、乾燥や髪の毛の痛みが原因であれば一度シャンプーやトリートメントを変えれば治ると思います。
治らないからといってどんどん高い商品を試してしまいがちですが、おそらくどんなに高い商品を使っても治りません。
また、商品によっては髪の毛を真っ直ぐにするために強い薬を使用しているものもあります。そのため、使用して1、2回目まではとても真っ直ぐになるのですが、複数回使っていくにつれ髪の毛が傷みはじめ、未使用時のクセが強くなってしまうことがあります。
ゼンもそういった商品を買ってしまい、髪の毛がゴムのようになってしまったことがあります。
しかし、シャンプーやトリートメントが全く意味がないわけではありません。なぜなら「ツヤがあるとおしゃれに見える」効果があるからです。
まったくツヤのない天パは不清潔そうに見えるのに対し、ツヤがある天パは美容室でパーマをかけたように見えるのです。
ゼンもシャンプーやトリートメントで真っ直ぐになるとは思っていませんが、ツヤを保つためにある程度のものを使用しています。
ご紹介した商品はシャンプーとしては少し高いかもしれませんが、ゼンはコンプレックス解消のためならと少し奮発して購入しています。
あまり高いものを使っても効果はありませんので「これは高すぎるよ!」という方は下記のような市販のシャンプーで構いません。
4.失敗した方法:縮毛矯正
シャンプーやトリートメントの次は縮毛矯正です。
縮毛矯正とは薬を使って髪の毛の結合を解き、真っ直ぐに結合する処置を言います。なんだか難しそうですが、ようは薬を使って真っ直ぐにする方法だと思ってください。
しかし、「ストレートパーマ」とは違いますのでご注意ください。ストレートパーマというのは曲げるパーマをかけた人が真っ直ぐに治すときのパーマを言います。
私も昔、薬局で販売されていたストレートパーマの薬を試したことがありますが、全く天パは治りません。そのため、天パの人が真っ直ぐにするときはストレートパーマではなく縮毛矯正となるわけです。
美容師の方にくせ毛・天パの相談をするとまずこの縮毛矯正をお勧めしてきます。
なぜならこの縮毛矯正は美容師にとって儲かるからです。安いところで5千円くらい高いところは8万円くらいのお値段がします。
確かにこの縮毛矯正は、美容師の腕が良ければ真っ直ぐになります。
しかし、下手な美容師に任せると大変なことになります。
腕の良い美容師は自然に真っ直ぐになるように、あえて少し曲げてくれます。一方、下手な美容師はとにかく真っ直ぐにするので出来上がりはカツラのようにぺったんこのオカッパ頭にされます。イメージとしては下の和田アキ子さんです。

そのため、縮毛矯正した次の日に学校に行くのがとても嫌になります。
そして、この縮毛矯正は強い薬を使うので髪の毛がとても痛みます。髪の毛を溶かして固めているのですから痛まないはずはありません。
そのため、頻繁に縮毛矯正をかけているうちに、髪の毛をひっぱるとミョーンとゴムのように伸びるようになります。
また、費用面でも続けられなくなります。良い美容師にお願いすればそのぶんお金もかかります。
女性であれば半年に1回程度でも維持できるかもしれませんが、髪の毛の短い男性の場合3ヶ月程度で縮毛矯正した部分が浮いてきます。
「浮いてくる」というのは縮毛矯正した部分より根元から本来の天パの毛が伸びてくるということです。カラーリングで言えば「プリン頭」のような感じになります。
そうなると根本はウネウネの天パなのに、毛先は真っ直ぐという何とも変な髪形になってしまうのです。
そんなわけで、ゼンも高校生の頃はとにかく真っ直ぐにしたかったので縮毛矯正を何度も繰り返しましたが、お金が足りなくなり辞めました。
5.失敗した方法:縮毛矯正
次に試したのが下のようなヘアアイロンです。
上記の縮毛矯正では薬で髪の毛の結合をといたあと、このヘアアイロンで真っ直ぐにしてから薬で固めます。
しかし、別に薬を使わなくてもこのヘアアイロンで真っ直ぐにできるのです。
ただし「一時的に」です。
ヘアアイロンで真っ直ぐにした場合、汗や湿気で濡れてしまった場合には元に戻ってしまいます。
ゼンは汗かきなのですぐに前髪がウネウネしてしまうのですが、縮毛矯正に比べればお金もかからないと思い半年くらいは使用していました。
しかし、男性は髪の毛が短いためヘアアイロンは向かないと思いました。使ったことのない方はイメージしていただきたいのですが、髪の毛をひっぱって伸ばしながら上のようなヘアアイロンをパチンと挟んで伸ばした場合、引っ張っている指も挟んでしまいませんか?ゼンは何度も指を挟んでやけどしています。
また、後頭部なんて自分では見えないので手探りでやることになります。合わせ鏡を使って後頭部を見ながらやりましたが、指は何度も挟みます。
さらにヘアアイロンは高熱で髪の毛を伸ばすのでやはり痛みます。
そのため、ゼンとしては毎日使うのではなく、ここぞという日に気合を入れたときのみにヘアアイロンを使うようにしています。
6.実際にやっていること
結局いろいろな方法を試してきましたが、真っ直ぐにしようとするとお金もかかるし、髪の毛も痛むしとなかなか永く続けられる方法がありません。
確かにコンプレックスを抱え「とにかく真っ直ぐにしたい!!」という方は上の方法を試してみてもよいと思います。
ただし、いずれは辞められるように以下の方法に取り組んでいただきたいと思います。
①ドライヤーのかけ方を工夫する
これはヘアアイロンのように真っ直ぐになるわけではありませんが、髪の毛の痛みを最小限に抑えつつ真っ直ぐにする方法です。
インターネット上では「ドライヤーは髪の毛を痛める」という方もいらっしゃいますが、ゼンは否定派です。濡れたまま就寝した場合には、枕との摩擦で炒めると思いますし、自然乾燥よりドライヤーの方が良いと思います。
そして、ゼンのおすすめするドライヤーのかけ方のポイントは、髪の毛をかるく引っ張りながら乾かすことです。
そして、乾かす手順としては
前髪を右に引っ張りながら4割程度乾かす
→前髪を左に引っ張りながら4割程度乾かす
→下を向きながら(前かがみになって)前髪を完全に乾かす
→トップ、サイドを下に引っ張りながら乾かす
→バックを下に引っ張りながら乾かす
まずは、髪型の印象は前髪が一番重要なので最初に乾かします。とにかく自分のイメージに近づけるように引っ張りながら乾かします。
引っ張り方としては親指を除く4本の指の3つの隙間に髪をはさみ、引っ張って伸びている部分にドライヤーの風を当てます。
ただし、ドライヤーの送風口に近づけすぎないように注意が必要です。ドライヤーも高熱を出しており、送風口から10cm程度は離して使用することをお勧めします。
また、同じ場所に風を当て続けるのも痛める原因となりますので、ドライヤー本体を軽く横に振りながら当てるようにしましょう。
このドライヤーの当て方については美容師の方を真似すれば良いと思います。
ドライヤー自体は少なくとも5千円以上のもので風量の強いものを使うことをお勧めします。
安すぎるとドライヤーの熱源が送風口近くに付いていることがあるため、髪の毛を痛める原因となります。
また、風量が強いほうが速く乾かすことができ、より真っ直ぐな仕上がりになります。
ちなみにゼンが使っているのは下の普通のドライヤーです。
②ココナッツオイルを使う
ココナッツオイル自体は真っ直ぐにするためではなく、髪の毛が痛むのを防ぎツヤを出すためです。
薬局で販売されている洗い流さないトリートメントなども多数試してみましたが、一番保湿が良くツヤが出たのがココナッツオイルでした。
ドライヤーで乾かした後の髪の毛に全体的に伸ばしながら塗るだけです。
また、ゼンが購入しているココナッツオイルは髪の毛だけでなく、全身に塗っても問題ありませんし、料理用として使用することも可能です。
別にこのメーカーのものでなくても効果はありますので是非一度お試しください。
③メンタルを鍛える
中学生、高校生の頃は本当に自分の髪質がコンプレックスで、そのことを他人に相談しても「そんな気にすることないよぉ」とか「そんなに天パじゃない」と言われるだけで全く自分の悩みは解決されませんでした。
美容師に相談しても「逆に天パを活かしてみなよ」なんて言われてコンプレックスを逆なでするような髪型にされることもありました。
そして様々な方法を試してきましたが、結局自分の理想としている髪質にはなりません。
しかし、最終的にはドライヤーのかけ方を工夫したり、ココナッツオイルを見つけたことによってコンプレックスはほとんど解決しました。
もちろん髪質は天パのままで真っ直ぐになったわけではありません。
ただし、昔の自分に比べれば自分の髪質を理解し、活かせていると思うのです。
おそらくは自分自身が天パと向き合い、天パを受け入れることができたからだと思います。
この記事をここまで読んでいただいた読者の方は、真剣にご自身の天パに悩まれている方だと思います。
ただどんなに苦しんでも天パを完全に治す方法はありません。できる限り真っ直ぐな自分の理想とする髪型に近づけるように努力することと、自分の髪質をできる限り受け入れてあげる努力をすべきと考えます。
最後までお読みいただきありがとうございました。