今日は自宅を賃貸にした場合と購入した場合とどちらがお得なのか考えてみたいと思います。 先にお伝えしておきますと、どちらが得かは結局わからないというのが正直なところです。 どちらが得か明白ならば、皆得な方を選択しているはずですから、 白黒はっきりしませんのでダラダラと読んでいただければと思います。 私もなんだかんだで結婚3年目の一児の父親です。 世間的に言えばマイホームを買うか買わないか悩む時期なのです。 もともと自宅を購入する気は全くなかったのですが、いざ30歳目前になって検討しておいた方が良いのではと思っていたのです。 そして運が良く、お客様からも同様のご相談がありました。 「自宅を賃貸のままでいるのと、購入した場合とではどちらが得ですか」 さっそく調べてみたところ、購入するかどうかの決め手は ・頭金をどれだけ出せるのか。 ・子供は何人ぐらいになりそうなのか。 ・引っ越す可能性はあるか の3点になってくると思います。 まず頭金が多く出せる方ほど利息が少なくて済みます。 そのため今までコツコツ貯金されてきた方は是非購入をお勧めしたいのですが、 この低金利時代、住宅ローンの利息は0.7%程度、さらに住宅ローン控除もあるため、全額ローンで購入してもそこまで負担は変わらないということがわかりました。 次に子供が何人ぐらい欲しいかという予定によっても変わります。 「子供9人で野球チームのような大家族にしたい」という夢があるのなら、それなりに大きな家が必要ですし、 「子供は1人でいいよ」さらには「一生独身で暮らすんだ」といろいろな人生プランがあると思います。 その予定と現実が違った場合、自宅を購入したことによるリスクが生じるのです。 賃貸であれば現実に合わせて引っ越せば問題ありませんね。 たとえば子供は1人で子供部屋1つと寝室が欲しいと2LDKを購入したとします。 しかし、子供が5人になり2LDKでは狭くなってしまいました。 もちろん我慢して2LDKに住み続けるという選択も可能ですが、2LDKを賃貸して自分たちは別の3LDKを借りるというのが無難でしょう。 そうした場合に2LDKを借りてくれる人がすぐに見つかれば、支払う自分の家賃と受け取る家賃が相殺されて負担は少なくなりますが、借り手が見つからない場合はどうでしょうか。 つまり空き家リスクを負うことになるのです。 さらにせっかく自宅を購入したのに転勤が決まった場合にはどうでしょうか。 家族全員で転勤先に引っ越したら上記同様に他人に賃貸することになるでしょう。したがって空き家リスクが発生します。 また、空き家リスクが怖いので、いっそ売却してしまうというのも一つの手です。 しかし築10年以上した家族向けマンションの一室なんて絶対に価値は下落しています。 もちろんデメリットばかりではありません。 自分の人生プランにズレがなく、約30~40年以上住み続けると購入の方が負担は少なくなるのです。 さらに老後は住宅ローンの返済もなく自分の持ち家でほぼ負担なく住み続けられます。 一方賃貸の人は老後も月何万の家賃を払い続けるのです。 今後、消費税率の改正、金利の増減、オリンピックの開催など住宅を購入するポイントがあると思います。 損するか得するかわからない投資として自宅購入をご検討いただければと思います。
自宅の取得、賃貸
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執筆者:ゼン