円高からのダウ下げにつられて今日は全面安でした。
そして昨日の記事で下落を予定していたくふうカンパニー(4399)とすかいらーくHD(3197)の2銘柄は予定通り下落しました。
しかし、すかいらーくHDについては想定していたよりも下げ幅が少なかったので驚きです。考えられる理由について少しお話ししましょう。
1.すかいらーくHDが下落。しかし、下げ幅少な目
昨日2019年2月14日15時にすかいらーくHDが決算短信を発表しました。
内容としては2018年12月期の税引前利益は前年比20.9%減の186億円で着地。
主な原因としては人件費のコスト増です。
そして、2019年12月期の予想についても売上は前年比1%増の3,700億円を目指すものの、税引前利益については前年比3.2%減の180億円となりそうという予測です。
さらに、ゼンが一番心配していたのが来期減配の発表です。
2018年12月期は年間で一株当たり38円の配当を実施していたのですが、2019年12月期は半額の19円となる予定です。これを受けて株価が急落するとゼンは予測していました。
そもそもすかいらーくHDは株主優待でとても有名な銘柄ですので、そのホルダーは株価の上がり下がりにはあまり反応しない方が多いのではないかと想定しています。
そのため相場が悪くても株を手放す人が少ないため株価は下がりにくいというメリットはあると思います。
しかし、減配や株主優待の改悪などには非常に敏感に反応するものと考えていました。そのため、今日の値動きでこの銘柄の潜在能力が図れると思って観察していました。
発表前の前日終値は1,807円で、本日の終値が1,682円ですので6.9%の下落なのです。たしかに下落はしていますが思ったほどではありません。

日足を確認してみると1,682円はちょうど年末の暴落時の株価と近似しています。

そして、週足で確認してみると今回の下げ幅はほとんど調整くらいしか下がっていないのです。
いろいろと情報収集しましたが、今回の下げ幅が少なかったのは「減配が評価されたから」ではないかと推測しています。
そもそも配当は強制的な利益確定ですのであってもなくても本来は株主には何らメリットはないのです。むしろ無理に配当することで本業に支障が出るようでは本末転倒となります。
正直、数日で1,800円台に戻ってくることはないと思いますので、数か月程度の短期売買をされている方はさっさと損切りして別の銘柄に移った方が良いかと思います。
しかし、ゼンと同様に株主優待目当ての方や、数年規模の長期投資の方であればこのタイミングで手放す必要はなく、将来的には買い増すチャンスなのではないかと思います。
まだ、決算開けの初日ですのでもう少し様子を見てからでも遅くはないと思いますが。
ファンダメンタルズ分析的には割安でもなく、成長株でもないのですが、ゼンとしては実際の店舗を評価しています。
正直、コンビニのフランチャイズ化以上に外食店のフランチャイズ化はとても難しいと思います。物流、商品開発などもそうですが外食店で重要なのは人材育成と考えており、すかいらーくグループはその点に秀でていると判断しています。もちろん、店舗ごとに差があるとは思いますが・・・。
一方で人事削減も積極的に行っておりますので、今後も外食業界で一歩先行く企業であることを期待しております。
2.本日の資産変動
2月14日:4,530,710円
2月15日:4,516,927円(前日比▲13,783円)
相場が悪くなりそうなのでエヌエフ回路設計ブロック(6864)を利確しました。
3.週明けの相場予想
今日は全面安となってしまいましたね・・・予想が外れました。
そして、最近よく使っているツイストオンザマンデーエフェクト(Twist on the Monday effect)の通りとなれば、週明けも下がってしまう可能性が高いです。
そのため、昨日の記事で書いた通り、もし持ち株がある方は今日の引け間際に株を決済したほうが良かったかもしれません。
まぁ、ゼンもほとんどの銘柄を持ち越してますが・・・。
ちなみに上記のツイストオンザマンデーエフェクト(Twist on the Monday effect)というのは最近注目している中原良太先生のyoutube生放送にて勉強したアノマリーです。
中原先生の投資法は非常に勉強になりますので皆様もぜひご覧いただければと思います。
中原先生のブログ「株式予報」http://stockforecast.jp/